(完結編)



法性寺 (その2) - 奥の院 
奥の院にも足を延ばすことにしました。ところが道幅が狭いうえ路面の状況がよくありません。登山道です。

歩けどもなかなか到着しません。時間的に余裕がないので引き返そうと思ったその時、奥の院を見つけました。

上向きの撮影なので、斜度を正しく表現できませんが急な斜面です。45度位あるのではないかと思います。鎖が用意されていました。
 
法性寺 (その2) - 奥の院

登りきったところに、鳥の巣のような穴があり、中には小さな祠があります。あまりにシンプルなのでちょっと驚きです。

私はここまでで下りましたが、山頂に観音像があるそうです。
 
三十三番札所 菊水寺 
三十三番札所・菊水寺までは大部分が下りなので難なく到着しました。 長い木のトンネルをくぐると観音堂があります。

立派なお寺ですが、俄か信者には価値が分かりませんので早々に次の札所に向かいます。
 
三十四番札所 潜水寺 (最終の霊場)

三十三番から最後の三十四番札所まではかなり距離があります。札所は午後 5時までなので、あと僅か2時間しかありません。

途中、「三十四番札所、巡礼古道」の標識があったのでショートカットをしようと進んだところ途中から登山道になってしまいました。とても自転車は無理です。

「急がば回れ」とはよく言ったもので随分大回りをすることになってしまった。時間が気になるので必死にペダル漕ぎ、4時15分過ぎにやっと潜水寺の山門に到着です。

山門から観音堂までは急な登りです。徒歩 2分とありましたが、何度休んだことか。
 
潜水寺 (その2) -
観音堂の奥にもなにやら興味深げな場所があるのですが、通行禁止となっておりました。 この先、何があるのでしょうか?
 
秩父鉄道「皆野」駅

潜水寺から秩父鉄道「皆野」駅までは6kmほどです。大部分が下りなので気が緩みます。そのせいか、下り坂にもかかわらず両脚の太ももがつりました。

駅までまだ数キロあります。観念して、何度も休みをとることにします。

参拝に短パンでは失礼かと思い、Gパンにしたのですが、CWXサポーターは暑苦しいのでやめたのはまずかった。

秩父鉄道「皆野」駅にやっと到着。ヤッタ! でも、脚が! 脚が!
 

ついに全ての札所を回り終えることができました。しかし、今回は僅か4寺と少なかったにも拘わらずこれまでとは比べ物にならないほど疲れました。 ま、巡礼というからにはこの位の修行は必要なのかもしれません。

それにしても、両脚がつったショックは大きい。この日の走行距離はおおよそ40km。山道が多いとは言え脚力が衰えたのかな。計画中の登山が心配になってきました。

    
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