(その3)

秩父札所巡りの後半を再開することにしました。今年も元気に活動をするために何よりも優先すべきと思ってのことです。後半は距離が長くなるので、無理せず、欲張らずとにかく廻り終えることを目標にします。

2/23/2011
 
西武秩父駅
スタート地点は西武秩父駅。平日の午前10時とあって、駅前はひっそりとしています。

自転車を組み立てて、まずは、記念写真。お天気は快晴。気分が良い。
 
十七番札所 定林寺

最初のお寺「定林寺」には10分ほどで到着です。久しぶりなのでやや緊張します。

周りには誰も居ません。般若心経は随分練習したので廻りに人が居てももう大丈夫ですが、一人のほうがやはり落ち着きますね。
 
十八番札所 神門寺
秩父は東京より気温が低いのか、山門前の日陰には雪が残っていました。

 
十九番札所 龍石寺

大きい一面の岩盤上に建てられていて、堂内には閻魔ほか、三途の川の脱衣婆をまつる三途婆堂もあると案内板にありました。残念ながら外からは何も見ることはできませんでした。有料でもいいから拝観したいものです。

 
二十番札所 岩之上堂 
駐輪する際に自転車が倒れて、チェインが外れてしまいました。このチェインのかけ直しが大変。チェインが外れるのを防止する部品がフロントクランクにあり、それが邪魔してチェインがかかりません。工具を持参をしなかったことを大いに悔みました。手はオイルで汚れ真っ黒。そのまま、観音堂へ向かいます。

不思議なことに、多くの札所の水場の水が止められており利用できません。参拝につきものなんですがね。
 
二十一番札所 観音寺

砂と残雪で手のオイルを拭ったものの、手は汚れたままでこの観音寺まで来ました。

さて、参拝を済ませ納経帖にご朱印をもらう段階で小銭も千円札も無いのに気づきました。10円と50円を集めればなんとか足りるのですが、やはり失礼と思い、コンビニはないかと辺りを見渡してはみたけれど見当たりません。記帳場でお話をしたところ、両替までして頂きました。助かりました。
 
 
二十二番札所 童子堂  
この山門は仁王像ではなく、童子像なのがユニーク。それも素人の作品のようで面白い。

この撮影途中にデジカメを落としてしまい電子回路が接触不良をおこしました。

今日はこれまでか!?と諦めていたところ、ショックを与えると撮影できることが分かりました。それならばと、もう一つ先の23番札所に向かいます。
 
二十三番札所 音楽堂

秩父ミューズパークに続く長い上り坂が続いたのち、脇道にそれ急坂を自転車を押しながら登りつめるとこの霊場があります。高台にあるので、見晴らしはなかなか良い。

秩父札所開創の13人の聖者がこの地の松風を聴き、菩薩の音楽と感じ寺名にしたのだそうです。

明治時代、この地の群衆がお寺の鐘をつき秩父町に崩れ込んだという逸話があります。(秩父事件)
 
 
二十四番札所 法泉寺  
江戸中期の唐風の建築で、市の指定史跡。越後の泰澄大師がこの地を通りかかったとき、霊感があったので腰の剣で枯木を切り、それで聖観音像を刻んだと云われています。

今回は、この24番札所までとします。
 
この日はお天気には恵まれましたが、チェインのトラブルがあり、撮影の際にデジカメを落としたり、21番札所から22番札所へ向かう途中では案内標識を見誤り、ひと山越えてまた戻るというミスコースをするなど妙な一日でした。これも試練でしょうか? 

それでも今回は8霊場を回りました。残すは10箇所。各霊場間の距離はますます長くなるので、自転車でもあと2日はかかりそうです。

まだ秩父の霊場すべてを回り終えていないうちに、「熊野古道と熊野三山めぐり」のツアーを申し込んでしまいました。 4月5日出発です。このように霊場巡りをしていると信仰心が厚い奴だと思われるかもしれませんネ。でも実は、観光が主な目的です。− こん.な気持ちで廻っているからトラブルがあるのかな?

  
 --  第1回  第2回  第3回  第4回  最終回 --