高台寺(開山堂)
昨年は、高台寺の紅葉が一番良かったので、今年もやってきました。ところが、事前の情報通り時期がやや早すぎました。

ここは、豊臣秀吉の正室、「ねね」ゆかりのお寺なので、紅葉狩りから歴史散策に切り替えです。

 
高台寺庭園

高台寺「掌美術館」と「圓徳院」を回り、多くの展示物を拝見しましたが何一つ記憶に残っておりません。撮影できれば多少なりとも記憶に残ると思うのですがね。

 
霊山歴史館 
高台寺の脇にある維新の道を上ると霊山(りょうぜん)歴史館があります。ここは幕末維新の専門歴史博物館です。ちょうど大龍馬展が開催されていました。

紅葉に早すぎることが分かっていても高台寺に来たのはこの霊山歴史館に立ち寄る積りだったからです。幕末の頃の資料が一杯あり、歴史に興味にある方にはお勧めです。


 
坂本龍馬・中岡新太郎の墓

霊山歴史観の横に墓地があり、坂本龍馬・中岡慎太郎の墓もあります。ご覧のように、墓参りが絶えません。

しかしこの墓地に入るためには300円払わなければなりません。いくら観光化しているとはいえ、墓参りくらい無料にすべきではないでしょうか。龍馬が「金を取ったらいかんぜよ」と言っていますよ。
 
坂本龍馬・中岡新太郎の像

墓のすぐ隣にある像です。

 
酢屋(坂本龍馬の寓居跡)

坂本龍馬が近江屋で殺される直前まで住んでいたのが酢屋で、その建物が現在も残っています。

ガイドによれば、酢屋は当時から現在に至るまでず〜っと材木商を営んでおり、龍馬・海援隊に使わせたのは商売抜だったそうです。(商売として部屋を貸すことはリスクが高すぎてソロバンが合わないとのこと)

建物を改修した際に、海援隊の日記が梁の上から出てきたそうで、その日記のコピーが展示されていました。(展示会は期間限定とのこと)

毎年、11月15日に龍馬の追悼式を行っているそうです。ご興味のある方は是非どうぞ。
旅を終えて
二日間の短い旅にしては、多くのスポットを訪れることができました。これも、僅か二人の旅だからできたのでしょう。人数が多くなればなるほど調整に時間がかかり、フレキシブルに行動できなくなってしまいます。加えて、移動の足として友人はバイク、私は自転車を利用したことがよかったと思います。京都市中は交通規制が多く、他府県のドライバーが車で自在に走ることは容易ではありません。自転車好きならば、自転車で回ることをお勧めします。

ところで、東京都内にも紅葉や歴史的な観光スポットはたくさんあるので、そんなに遠出をしなくとも......と思われる方も居ることと思います。その通りかもしれません。しかし、よその土地の空気を吸い、その土地の文化に触れることで凄くリフレッシュします。もう止められません。