熊野本宮大社
ついに来ました、熊野本宮大社。昔の人が死をも覚悟して目指した聖地です。威厳に満ち溢れています。

明治22年以前は、本宮大社はここより300〜400mほど離れた大斎原にありました。大洪水で被害を受け、流出を免れた社をこの場所に遷したものです。


 
熊野川

昔は、本宮大社を参拝した後は熊野川を速玉神社へ下ることが多かったようで、この熊野川が世界文化遺産となっています。但し、川の中央から左右 5mの範囲のみが指定されているだけで、川全体ではないそうです。
 
熊野速玉大社
太古の昔、神倉山に三神が降臨しました。その神々は後に熊野三山の主神となるのですが、そのうちこの地に宮を造営したのが速玉大社となり、神倉神社の古宮(元宮)に対して速玉大社を新宮と呼ぶのだそうです。それが新宮市の名称にもなりました。 神倉神社はここより南へ1kmほどのところにあり、大きな岩(ゴトビキ岩)があります。
天然記念物「梛」の大樹

境内にある巨木です。平重盛のお手植と伝えられています。

梛は「凪」に通じるものがあり、家内安全の信仰があります。
 
大門坂
速玉神社から那智の滝に向かう途中に大門坂があります。大きな夫婦杉の間を抜けると石の階段があり、非常に雰囲気のいい道です。白装束で歩くと絵になるでしょうね。

 
那智の滝
勝浦沖の海上からも眺められ海上航行の目印となっていたことから滝への信仰を高めたとも言われています。滝の高さは133mあり圧巻です。この滝の上流には二の滝、三の滝があるのですが、一般には開放されていません。
 
那智大社

この社殿は那智の滝の滝口とほぼ同じ高さにあると言われています。