あれは洲本か

岩屋から洲本市街までおおよそ30km。大した距離ではありません。

しかし、この日はとっても暑く、湿度も高い。もう汗びっしょり。ペットボトルのお茶をがぶ飲みしながらの運転です。

洲本らしき風景が見えてきたときは「やっと洲本」まできたか、....いう気持ちです。

この辺り、風が回っているのか時々涼しい風が吹いてきます。すぐに熱風に変わってしまうのが残念。

洲本の港

洲本の街まできました。今日の行程のほぼ中間地点です。なんとなく嬉しいもので、このような絵にもならない風景でもホットするものです。

いよいよ山登り

洲本を過ぎ、兵庫県道76号線を進むと、生石公園との分岐があります。そして、ここから本格的な山登りが始まります。ま、私にとって地獄の一丁目といったところです。

「なんだ坂こんな坂」と「汽車ぽっぽ」の歌の一節を口ずさみながら登ります。

ん!? 力が入りません。そうだ、昼飯を食っていなかった。しまった。 勿論弁当はありません

岩屋を出発してすぐにコンビニで非常用におにぎりを買い、朝飯は途中の食堂でとる積りでいたのが店は休みばかり。結局そのおにぎりを食べてしまった。ま、何とかなるだろうと先を急ぎます。

パワーがでない。休もうとしたら、脚が攣ってしまった。 クソ! 歩こう!

ナゾのパラダイス

自転車に乗ったり、歩いたりの繰り返しです。西伊豆の登りと比べれば何でもないと思うものの、脚がつってはどうにもなりません。

さて、淡路を一周したサイクリストの誰もが取り上げている「ナゾのパラダイス」。関西系のTVで紹介された場所らしいのですが、関東の者には何なのか分かりません。しかし、他に何もない山道ではこれが唯一のランドマークです。この日は休園日。そして頂上はもうすぐ近く。

ピークから遠く海を望む

「謎のパラダイス」を過ぎ、少し坂を下ると再び登りになります。そのピークからの眺望です。遠くに海が見えます。それにして、山の勾配はかなりあります。

西伊豆に比べれば高度差においても、アップダウンの数でも楽な筈です。普段の体調ならばこんな見苦しいことにはならなかっただろうに。

南淡路水仙ライン

坂を一気に下ります。至福の時です。すると海岸線にでます。南淡路水仙ラインといい、ここから15kmほど平坦な道が続きます。

路面が悪い。悪すぎる!滑り止め用に小さい石を練りこんだ舗装道路なので高圧タイヤにはショックが大きい。

この平坦な道路でも脚が攣るようになった。困った。まだ先は長い。

ママチャリに乗った年寄りの釣り人が追い越して行く。片手を上げて、私にVピースのサインを送りながら。クッソ!

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